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食器についた合成洗剤はすすいでも落としきれずに残留する


念入りに落としても落とし切れず残留する、と言われている食器用洗剤です。シンプルで健康的に生きるために、食器洗いはどうすればいいのでしょうか。


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合成洗剤の影響


食器用洗剤のほとんどが合成洗剤です。合成洗剤は、人体にも環境にも害をもたらします。

残留成分が口から体内に入り蓄積され、洗うときに皮膚から直接血流に入る経皮毒となります。排水として流れて環境の良い循環を乱します。

こちらのページに環境と合成洗剤のことがとてもわかりやすく書かれています。→魚と海と合成洗剤

詳しくお知りになりたい方はぜひ。

合成洗剤の普及のいきさつ


合成洗剤は、1950年代半ば以後、電気洗濯機の普及に伴って急速に広がりました。合成洗剤の生産量が石けんの生産量を上回ったのが1963年(昭和38年)のことでした。

知らされることのない合成洗剤の有害性


毎日のようにテレビから流れる、爽やかで親しみやすく好感度の高い宣伝によって、合成洗剤は危険性などなくて「無害なもの」と感じさせられてしまいます。

合成洗剤問題は「マスコミのタブー」の一つであり、テレビなどで取り上げられることはありません。合成洗剤会社のスポンサーなしにマスコミは成り立たないからです。

そうして、合成洗剤はCMを通して身近で親しみのあるイメージが定着し、有害で危険な物、という認識を持つことができなくなっています。

でも、合成洗剤はマウスの実験では細胞を破壊するほどの毒物であることがわかっています。

食器用洗剤の洗い落とし方の実態
飲食物とともに有害物も飲食しています


つい最近のことです。介護施設でスタッフの方が、非常に慣れた様子で湯のみ茶碗を洗っているところを見る機会がありました。

スポンジに食器用洗剤をつけて湯呑み茶碗をよくこすり、泡だらけとなりました。ところがです。それをすすぐのは、流れる水の下で「一瞬ゆらすだけ」でおわりでした。

同様のことは、洗い場が間近でみられるそば屋でも見たことがありました。

それ以上のことも目にしたことがあります。それは次のようなことでした。

●「グラスにツヤが出る」と言って泡ブクのままグラスをふせて水切りする。

●中華レストランで、大きなシンクに水をはり、全体が濃いみどり色になるほどに食器用洗剤を入れてある中で、汚れた食器を浸け置き。仕上げはみどり色のつけ液の中から引き上げてふせるだけ。

ネット上でも下記のような話を数多く見かけました。

「会社の同僚で、スポンジにたくさん洗剤をつけて洗う割に、水で流すのは表面の泡が流れる程度しか流さない人が沢山いる」

いずれの洗い方も、飲食物とともに有害物を飲食していることになってしまいます。わざわざ毒を取り込んでいるのに、そうは思っていないのです。

自分が使っているものは合成洗剤?


「合成洗剤」というと「はてな?」というお顔をされる方がめずらしくありません。ご自分が使っている食器用洗剤が「合成洗剤」かどうかわからない場合、お使いのものはほぼ合成洗剤だと考えられます。

合成洗剤は合成界面活性剤が主要成分です。

合成洗剤を避けるために意識して選択していない場合は、ほぼ合成洗剤であると考えてよいと思います。それだけ世の中は合成洗剤で溢れているのです。

同様に、「洗濯用洗剤」も「歯磨き剤」も「シャンプー」も「ボディシャンプー」も「住まいの洗剤」なども全部がほぼ合成洗剤です。

合成洗剤を十分にすすいでいる人はいますか?


「流水で5秒以上」すすぐこととなっている食器用洗剤の注意書きは、ほぼ100%守られていないのではないでしょうか?

テレビのCMで、そのことに言及することなどは、今後共にまちがってもあり得ないでしょう。なぜなら、注意書き自体が非常に小さくてだれも目をとめないからです。

義務で記載しているものの、あまり注意を払われたくないのです。私たちの健康を守るために必要なことが知らされていないのと同じ状態です。

「合成洗剤は人体に有害です。必ず、流水で5秒以上すすいでください」テレビCMで言ってもらいたい、と思います。

実際に、毎回1個づつの食器にについて、流水で5秒以上のすすぎは現実的ではありません。

「合成洗剤の残留があってはならないことと思い、毎回気をぬかず念入りにすすぎ、残留ゼロとなるように洗い上げる」というような人は多分存在しなでしょう。

なぜなら、合成洗剤の危険性を重視している人はすでに使用をやめているはずですから。

合成洗剤以外の選択肢があります


家庭内の洗浄剤は、石けん、重曹・セスキなどのアルカリ剤、クエン酸、発酵液でまかなえます。

石けんには純石けんではないものもありますが、純石けんであれば、成分は自然の油、水、苛性ソーダ(または苛性カリ)だけです。

石けん洗いでは、洗った後に石けんが食器に残留したとしても心配いらないでしょう。石けん入りの水やりでも植物は発芽するけれど、合成洗剤入りの水では発芽しないことからわかります。

私の場合、キッチン、洗濯、洗髪、体、掃除など家中の洗浄剤として、セスキ炭酸ソーダ、石けん、クエン酸、重曹、発酵液ですべてまかなっています。

その場合の石けんとは、超節約な使い回しの液体石けんです。→洗濯用液体石けんを使いまわす。洗浄剤の一本化で超節約。

台所での合成洗剤の使用は不健康・不合理・不適切です


「台所で食器を洗う」という行為は、多くの人にとって、いつも発生して日々途絶えることのない、あまりに慣れすぎた行為です。

毎回、細心の注意を払って有害物の残留がないように、という洗い方をすることは不可能です。その結果、有害物を体内に取り込むことになってしまいます。

そう考えても、食器洗いとして合成洗剤を使うことはNGだと感じます。さほど注意を払わずに洗えるような洗浄剤が、食器洗いには適している、と思います。

台所用合成洗剤の有害成分を多少体に取り込んでしまったからと言って、「今すぐに健康に影響が出るものではない」のはたしかでしょう。

しかし、合成洗剤を使っている家庭の1年間、5年間、10年間での体内での蓄積量を考えるとどうでしょうか?

知らず知らず取り込んでしまう有害物質は、食品添加物、野菜・果物の農薬、室内外の空気汚染物資など、ほかにもたくさんあります。

長期間に渡ってのそれらの蓄積は人の健康を損ねる大きな要因になっていることは簡単に想像できます。

化学物質により崩されてしまった免疫細胞のバランスを直そうとして、皮膚炎が生じているのがアトピーです。

また、解毒を担当する肝臓に負担がかかるので、だるい、疲れやすいというところから始まり、長年かけてさらに重い症状へとうつっていくことが考えられます。

家庭内で合成洗剤の悪影響から逃れるたった1つの方法


現代社会では、簡単に逃れられない環境被害も多くありますが、家庭内で合成洗剤の害からただちに逃れられる方法があります。それは、合成洗剤を選ばない選択をすることです。

私はこうして食器を洗っています


油汚れがあれば、あらかじめウエスで拭き取ります。次にセスキスプレーかけてまた拭き取ります。その後、アクリルたわし(アクリル毛糸製のネット)などでこすり洗いして終了です。

油汚れが落ちていないときには重曹と石けんを少し使います。

関連記事:アルカリ剤の「セスキ」と「重曹」。どうちがうのか、どちらがいいのか。
       洗濯用液体石けんを使いまわす。洗浄剤の一本化で超節約。


合成洗剤以外の選択をする人が増えてきて、合成洗剤の生産量が限りなく縮小されていけばいいなと願っています。

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コメント

論文の件です

小谷恵子様
大変遅くなり申し訳ありません。

https://scholar.google.co.jp/scholar?start=0&q=%E5%8F%B0%E6%89%80%E7%94%A8%E5%90%88%E6%88%90%E6%B4%97%E5%89%A4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E4%BD%93%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%9C%89%E5%AE%B3%E6%80%A7&hl=ja&as_sdt=0,5


上のページの中に該当のものが見つかるかどうか試してみてください。
私も相当数読んでみたのですが、「コレが参考になりそう」と特定するのがなかなか難しくて、あとはお願いしようかと・・。


行政のお立場からそのような働きかけをしていただけるのは、赤ちゃんを持つママにとってとても貴重だと思います。今後もめげずに頑張っていただければ、と思います。

ホシウメコ | 2019.12.26 06:32 | URL


お返事遅れ申し訳ありません

コメントでご質問いただきありがとうございます。気づかずに返信が大変遅れ申し訳ありません。
赤ちゃんの健康上、ダウトフルなことに対して注意を呼び掛けるのに確たる根拠が必要だとは思いませんが、行政のお立場では難しいものがあることでしょう。
もう間に合わないかもしれませんが、これから論文を探してみます。今しばらくお待ちくださいません。

ホシウメコ | 2019.12.21 19:57 | URL


困っているので、アドバイスをいただきたいです

離乳食教室の栄養士です。

集団教育で
洗剤は赤ちゃんには必要ありません。茹でただけなら水洗いで十分です。
家族も洗剤を使いすぎなので、十分にこすり洗いをおすすめします。癌が増えているのも長年少しずつ洗剤がはいっているからともいわれています。洗剤の裏を読んで使用量も確かめてみましょう。
と、言ったことに、「根拠をしめせ。行政が宗教か。」とメールが来て困っています。今、1997年の古い論文しか見つけられていません。ご存知なら、根拠論文等をお知らせください。

小谷恵子 | 2019.12.07 15:53 | URL














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