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トイレ詰まり。素人では歯が立たない重症の場合もある。


連休前に突然トイレが詰まりました。

これまでにも数えきれないくらい「トイレ詰まり」は経験しました。その中でも、今回はかってなかった規模のトラブルとなりました。今回のトイレ詰まりで体験したこと、知ったこと、感じたことをお伝えします。


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我が家は集合住宅の4・5階にあるメゾネットタイプの住宅です。トイレは2つあって詰まったのは上のトイレです。


まずはラバーカップで


これまでにトイレで何度もトイレを詰まらせてきたのは長女でした。旅行先でも詰まらせたことがありました。

汚がりでペーパーを過剰に使うのです。こまめに流して、1度にたくさんのペーパーを流さないように注意してもそのうちにまた詰まらせる、という具合です。

そのたびにトイレ詰まりの定番ラバーカップを使って直してきました。ラバーカップがまだなかったときにトイレブラシで押し出すだけで解消できたこともありました。

今回は息子が使ったあとに詰まったということで息子は責任を感じたらしく、ラバーカップをトライしました。詰まりは抜けず1日が終わり、2日目も終わりました。

重曹やクエン酸、お湯も何度も流しました。業者を呼ぶ前に別の道具も試してみようと、急きょアマゾンに注文しました。それが届くまでの間も、なんとかならないかと何度も何度も試しました。


第1・第2・第3の道具


1階のトイレが使えるので切羽詰った状況にはなりませんでしたが、それでも上の階のトイレが詰まったままであるのは十分に気が滅入ることでした。

       トイレ1

       第1の道具


       トイレ2

       第2の道具


       トイレ3

       第3の道具



素人では歯が立たない


やっと届いた第2の道具に期待をかけていました。アマゾンレビューを見ると、「ラバーカップでだめだった詰まりがこれが届いて5分で解消した」というような絶賛の口コミをたくさん読んでいたからです。

それは、「真空式パイプクリーナー」というものでした。注射器のようなしくみのラバーカップです。残念ながらいくらトライしても詰まりは抜けません。夫が3つ目になる道具をホームセンターで買ってきました。

話の流れがなんとなく絵本の「おおきなかぶ」に似てきました(笑)。3つ目はちょっと変わった道具でした。手元のものをくるくる回して詰まったものをからめとろうとするものです。

3人で入れ替わり立ち代わり上階のトイレに通い、3つの道具を改めてやり直しましたがトイレの詰まりはとれません。これは業者さんの出番だね、ということになりました。


業者さんの登場


業者さんは少し前に洗面所が詰まったときにきてくれた業者さんで管理組合推奨のうちの1社です。

洗面所の詰まりの時はまったく大ごとではなく、今思うとのどかな光景でした。洗面所が詰まったときののどかな光景はこちらです→洗面所を詰まらせないためのエコな方法とは?

業者さんはアシスタントを連れて大きな道具を複数持ってきました。

作業服の上下ともが、トイレの水でびしょぬれになるのも構わずに作業してくれましたがだめでした。

管理組合理事さんたち登場


午後に団地の管理組合の役員さん3人を伴って出直してきました。状況視察ということです。トイレの水をかき出して解体作業をするのです。

「原因がわかりました」と言って業者さんがゆらゆらさせながらもって下りてきたのはぼろぼろの、汚水もしたたるような布でした。

ウエスをトイレに流した覚えもないし、トイレ掃除に使った記憶もありませんでした。しかし、私が覚えがなくても家の誰かがはずみで、ということもあるのでご足労いただいた役員さん方に平謝りでした。

業者さんが片付けはじめたので一件落着かと思っていたら、アシスタントの方が下りてきて「まだ直ってなかったのでもう少しかかります」とのことです。

もう気持ちも体もへとへとです。何かというと呼ばれて質問されたり説明を受けたり、要望にこたえたりしてきたからです。

(そりぁ、いちばん疲れているのは業者さんですけどね)

結局、その日は布が1枚取れたけれど、詰まりは解消せずに終わりました。また後日、役員さん同伴で排水管の中を見る内視鏡と高圧洗浄機を持ってくる、と言います。

他家の方々も巻き込んでしまう


そして同じ排水管を使う階下の方々も巻き込んでの作業になるということで業者さんが説明に行ってくれました。

準備してから足並みをそろえてやらなければ、どこかの家で水が溢れてしまう。そういうことは実際にあったというのです。

やっと詰まりが取れる


途中からアシスタント人数も増えたその大がかりな作業の結果、詰まりはやっと解消しました。70cmにわたってオムツか生理ナプキン状のものが詰まっていた、と聞かされたときは言葉もありませんでした。

内視鏡を入れてぐっと突入したところから突き抜ける感覚のあったところまでを測ると70cmだったということです。

費用は?


費用は何日もきてくれた分も合わせて86400円でした。

お金持ちではありませんが、これだけの作業をしてくれてこの料金は安いと思いました。ただの高圧洗浄ではありませんでしたから。


管理組合事情


当団地の規定で、メゾネット上部の排水管トラブルは自己負担となっていています。


旧型で老朽化の排水管


70cmの詰まりと聞いたときはぞっとしました。あとでよくよく考えると思い当たるのは長女使用の流せる生理用品とやらにちがいありません。

古い排水管なのだからそれは流さないでほしいと再三言っていたのですが、長女は軽く考えていて「流せる」の一点張りで聞き入れてくれなかったのです。

業者さんの説明では上からと下から詰まりを取る作業をしたときにざらざらとさびが落ちる音がすごかったということです。

現在は塩ビ製の排水管になっているけれど、平成10年までは法律上鉄管しか使えなかったため、35年の年月で内部はおそらくさびのとげとげがびっしりのはずである、と。

可能性としては鉄さびのとげとげに度重なる生理用品がひっかかり、そのうちペーパーもつまりはじめ固まりがだんだん強固になっていったのでは、と思われました。

「内部がつるつるの塩ビ製の排水管のトイレでは流しても大丈夫なのだろうけど、状況がちがうからね」と再三説明して、今後はトイレには流さないとの約束を得て一件落着です。

ここまでの道のりが長かったです。


便器交換か


業者さんが2階のトイレ便器を(節水型ではない)容量の高い水圧の強い便器への交換を強くお勧めする、とのことですがまだ未検討で、その意味ではまだ落着していません。

上階のトイレは男子の小以外使わないようにしよう、と相談していたのです。それにしても、もし再びなにかが起きるとしたらとても我慢できないことです。

安心のために便器交換となるのでしょうが、もう少し平穏な日々を送ってからにしたい。そんな気持ちです。


「流せる」ものでも流さない


自分たちで、道具を使って詰まりを取ろうとして取れずに困っていたときに、ネットでいろんな体験談を目にしました。我が家のような体験談は見かけず、ほとんどラバーカップで取れた体験ばかりでした。

ラバーカップの使い方のコツがある、ということでコツを伝授していたブログがあったのでその通りにやってみたり、「ワラをもつかむ気持ち」でしたね。

その中で目にしたことでとても賛同できたのは、「トイレシートが流せると書かれていても絶対に流してはいけない、ティッシュペーパーも同様」というようなことでした。

トイレの排水管トラブルは致命的です。排水管は家族全員で大事に大事に使うべきもの、と身にしみました。


予想外の断捨離効果


じゃまになってもただすてるのもどうかと思うし、ウエスにするのも糸くずが出て不都合なバスタオル。

あり余った使いかけ・使い古しのバスタオル十数枚を、ものすごくぜいたくにバッサバッサとトイレ作業用に投じ、使い捨てにしました。有効に使えましたし、不要タオルのかさが減りすっきりしました。

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