ホーム ≫ 健康・美容 ≫ ブルーライト対策。パソコン使用による目の激痛はブルーライトが原因だった。
ブルーライト対策。パソコン使用による目の激痛はブルーライトが原因だった。
突き刺すような目の痛みは、ブルーライトが原因だったとわかったことと、ブルーライトとその対策について調べたことを中心にお伝えします。
目がとにかく痛い
パソコン・スマホの長時間使用が原因にちがいないと思い、聞いたことのあった「パソコンメガネ(ブルーライトカット)メガネ」を注文して使い始めました。数か月前のことです。

パソコンメガネをかけるとパソコン作業が明らかに楽になり、チクチクする痛みは消え去りました。
あの耐え難い目の痛みはブルーライトが原因だった、と確信できた出来事でした。現在、パソコン作業による目の疲れはあるものの、針が刺さるような痛みはありません。
そのようなことがあり、「ブルーライトとは?」と調べてみようと思いました。
ブルーライトとはいったい?
パソコン・スマホが発するブルーライトはパソコン・スマホに使用されている青色LEDが発する青色の光です。
日本人科学者が発明した青色LED(青色発光ダイオード)がノーベル物理学賞を受賞したのは2014年のことでした。
青色LEDを使った照明は、それまでの照明と比べて、優れた耐久性、二酸化炭素の減少化、水銀を使用していないことなどからエコであると認識されています。
ところがほどなく、ブルーライトはVDT症候群の大きな原因として各方面から警告が発せられるようになりました。「VDT症候群」とはパソコン作業が引き起こす、目をはじめとする心身の不調のことです。
パソコン作業による目の疲れやドライアイは、当初は集中して画面を見つめることなどが原因と考えられていましたが、近年になって画面から発せられるブルーライトが原因である、と解明されました。
ですからパソコン作業による目の痛み、目の疲れ、ドライアイなどは目薬をつけるだけでは解消できるわけではないことがわかると思います。
ブルーライトの体への影響
青色LEDは照明器具、信号灯、道路交通表示板自動車テールランプ、パソコン、スマホ、タブレット、液晶テレビなどに広く使用されています。
慶応義塾大学医学部の眼科教授、坪田一男氏が代表を務めるブルーライト研究会では、「ブルーライトが網膜、角膜、目の疲れ(痛み)、睡眠、精神、肥満、癌その他に影響を与える」と警告を発しています。
青色LEDに多く含まれるブルーライトは波長が短く、強いエネルギーを持ち、目の角膜や水晶体を通過して網膜に直接ダメージを与えるのだそうです。
2014年12月に、東北大学大学院の研究チームは、青色LEDを昆虫に照射したところ死に至ったとする研究結果を、英国の科学誌『Scientific Reports』に発表しました。
『Scientific Reports』には、岐阜薬科大学も、青色LEDが加齢黄斑変性症など失明に至る病気の原因になっているとの研究結果を発表しました。
岐阜薬科大の実験結果では、白色、青色、緑色のLEDライトマウスの視細胞に当てたところ、白色と青色では活性酸素が増えました。白色LEDは青色LEDをベースにしているので同じ結果になるのだそうです。
「活性酸素が増える」ということは細胞に障害が起きていることを意味します。
緑色ではまったく変化しなかったとのことです。緑色LEDの今後に期待したいと思います。
個人的には数年前の引越し時に、家中の主な照明をLEDに変えてしまったことが悔やまれます。ブルーライトカットのLEDもある、とは最近知ったことです。そのうち全部取り換えるしかない、と思っています。
白色LEDには青色LEDを用いるので、 同じ白色の照明であってもLED照明はブルーライトを多く発することになるのです。
太陽光にも含まれるブルーライト
朝起きてブルーライトを浴びると眠気が冷めて活動モードになるという効果がブルーライトにはあります。
ブルーライトは、そのように朝に浴びることで体内時計(サーカディアンリズム)を整える働きをするのです。ところがそれを大量に浴びることによって目がダメージを受けます。
そして夜間にも浴びることで体内時計が狂って不眠や睡眠の質の低下につながります。
ブルーライト研究会の報告によると、ブルーライトを長時間浴びることで、メラトニンの生成が抑制されるのだそうです。メラトニンとは脳内で分泌されるホルモンの一種です。
メラトニンは、日中には光刺激により分泌が抑制され、夜間になるとさかんに分泌されて人を眠くさせる物質です。夜にブルーライトを大量に浴びるとメラトニンが抑制され体内時計が狂うことになります。
体内時計が狂うのは「概日(がいじつ)リズム障害」と言います。
それは、糖尿病・高血圧・脂質代謝異常・肥満のリスクを高め、動脈硬化や血管系のにつながり、一部のガンとも関係していると考えられています。(男性は前立腺ガン、女性は乳ガン)
VDT症候群を避けるにはどうすればいいの?
大量のブルーライトを浴びて思わぬ結果になる前に、以下のようなことことを心掛けるのが得策だと思います。
・パソコンメガネを使用する。
・パソコン、スマホ、液晶テレビにブルーライトカットシートやパネルを貼る
・ブルーライトカットのLED照明やLEDではない照明を使う。
・夜眠る前の数時間はなるべくパソコンやスマホ、テレビなどの画面を見ない、減らすなどする。
パソコン休憩をとりましょう
パソコン作業が長時間になる場合には、パソコン休憩をとることが目と体を守る上で大事です。
「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが、厚生労働省のガイドラインでは推奨されています。
パソコン休憩中は、読書など目を使うことは不向きです。全く別の作業をすればいいのです。家庭内では炊事、掃除などいくらでもあります。仕事場でもそれなりにあるのではないでしょうか。
疲れた目を癒すことに専念したい場合には、両目に手を軽く当てて、目を意識しながら深呼吸すると効きます。時間は5~10分ほどです。
ブルーライト対策、私の場合
激しい目の痛みの先にあったのは失明かもしれなかったと思います。パソコンメガネのおかげでとりあえず助かってよかった、とほっとします。
ところで、パソコンメガネのブルーライトカット率は30%台から90%台まであります。
私が買ったのは老眼用のPCメガネです。軽量で、できるだけブルーライトのカット率を高く謳っているものを選びました。
そして、メガネの効果を実感した私は、さらにパソコン画面用のブルーライトカットパネルも買いました。
パソコンメガネやブルーライトカットシートは完全ではないと思っておく方がよいので、夜間のパソコン・スマホの使用時間もできるだけ減らしていかなければ、と考えているところです。
スポンサーリンク
- ブルーライト測定カードを使ってパソコンメガネをチェックしてみた驚きの結果
- 安くて高品質なブルーライトカットメガネ(パソコンメガネ)は「これ」
- ブルーライト対策。パソコン使用による目の激痛はブルーライトが原因だった。
- 摂れば摂るほど、体に良い糖分はなあに?
- 塩素なしのお風呂に入る方法