シンプルライフの常備薬。「ビワ種エキス」の用途と作り方。

ビワ種エキスが花粉症に抜群の効果があった話はこちらです→花粉症による目のかゆみにシンプルな対処法が効いた

花粉症だけではなく、ビワ種エキスの用途・用法はとても広いです。

「ビワエキス」と「ビワ種エキス」

「ビワエキス」というと、ふつう「ビワの葉」を使ったものになります。「ビワの種」にはアミグダリンという有効成分が葉の1300倍も含まれているという話です。

どうせ作るなら薬効の高い「ビワ種エキスを作る方が断然いいですね。

ビワ種の入手方法

ビワ種エキスを作るためにはまず、種を入手しなければなりません。ビワのシーズンは初夏です。ビワを一生懸命に食べて種を集めるという方法と、種を購入する方法があります。

ビワを食べて種を集める場合は、食べるたびに種を洗って乾燥させておく必要があります。

購入する場合、種は市販されていませんので、ネットで「ビワ種　販売」と検索します。冷凍物ではなく乾燥したものを入手します。35度の焼酎にビワ種を入れます。度数の低い焼酎では抽出できません。

ビワ種エキスの洗い方

入手したビワ種を軽く洗いたくなるかもしれません。できたエキスはのどに垂らしたりもするのでより清潔に作りたくて水洗いをしました。水洗いをしてからまた乾燥させればいい、と思ってのことです。

このやり方で私は失敗しました。焼酎に漬けたビワ種にカビが生えてしまいました。洗いたい場合は、少量の焼酎で少しづつすすぐのがいいのだ、と思いました。

ビワ種エキスの洗い方

抽出しやすくするために、あらかじめビワ種には傷をつけておきます。

分量は焼酎1800mlにビワ種700～1000g程度です。種が少なすぎるとよいものができません。6か月～1年程度浸けると香りのいいビワ種エキスが出来上がります。

引き上げた種は別の瓶にいれておくと吸い込んでいたエキスが取れてきます。

知る人ぞ知るビワ種エキス。ネット販売では「ビワ種」も「ビワ種エキス」も根強い人気があるようです。

　　　　　　　

口の中の衛生・鎮痛・消炎・殺菌に

ビワ種エキスには鎮痛・消炎・殺菌といった作用があります。口内炎、歯茎の腫れ、のど痛のときなどに少量を口に含んでうがいします。

ケミカルものが苦手で、ほぼ受け付けない私にとっては本当に助かります。ほんのり甘くていい香りがします。うがいに使うにはうすめても、そのままでもどちらでもいいです。

虫刺され・やけど・傷・打ち身・捻挫・その他

ガーゼやコットンに浸して湿布します。繰り返し使うほど早くなおります。傷・虫刺されにはよく使っています。水虫を退治できるという話もあります。

その他に、特に価値ある用途なのですが、いわゆるデリケートゾーンのかゆみ・炎症にとても有効なのです。アルコールに弱い方は水で薄めて使ってください。

お肌に優しい自然派化粧水を作ろう

ビワ種エキスには傷を回復させるような皮膚の修復作用があるので化粧水として非常によいようです。精製水で５倍に薄めることで化粧水が出来上がります。

水で薄めると保存性が下がりますから少量ずつ作るといいですね。この化粧水はヘアーローションとして使うと髪がまとまりやすくなるそうです。

私は産直のへちま水・自作のゆず種エキスにビワ種エキスを加えて化粧水にしています。

ビワ種エキス作りは一見、非常に面倒くさく感じるかもしれませんが、焼酎にビワ種を放りこんでおけば時間が作ってくれるのです。

一度作っておくと一瓶で長期間にわたって多用できる、人体にも家計にも優しい、無害で節約な万能エキスです。

これがあると、各種医薬品、化粧品の数を減らすことができます。副作用による健康被害の心配がありません。節約と省スペースとなりシンプルライフにはぴったりの常備品だと思います。

面倒くさくない方はぜひ作ってみてくださいね。