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セスキと重曹。どうちがうのか、どちらがいいのか。
Days:2016.11.15 Categories:洗浄剤・消臭剤・エキス・サプリなど
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お掃除などによく使われるようになった重曹ですが、同じアルカリ剤のセスキ炭酸ソーダもとても重宝します。
「セスキ炭酸ソーダ」と「重曹」はどちらがいいということではなく、両方それぞれの用途があります。(一部共通していることもあります)
セスキ炭酸ソーダと重曹(重炭酸ナトリウム)を比較しながら両者の特徴について調べてみたいと思います。
「セスキ炭酸ソーダ」と「重曹」はどちらがいいということではなく、両方それぞれの用途があります。(一部共通していることもあります)
セスキ炭酸ソーダと重曹(重炭酸ナトリウム)を比較しながら両者の特徴について調べてみたいと思います。
セスキ炭酸ソーダと重曹のPHのちがい
PHはピーエイチと読みます。(ペーハーという読み方もありますが近年はピーエイチが多い。ドイツ語読みと英語読みのちがい)
PHはウィキペディアによると「水素イオンの濃度を表す物理量」であるとのことです。詳しいことは難しすぎてお手上げですのでこの話題はここまで、とさせてください(汗)
とりあえず、PH6.0~8.0が中性とされ、それより数字が小さくなるほどに酸性になり、逆に数字が大きくなるほどにアルカリ性になります。水のPHは7で中性です。
セスキ炭酸ソーダのPHは9.8で、重曹のPHは8.2です。セスキ炭酸ソーダは弱いアルカリ性で、重曹はごく弱いアルカリ性です。
見た目は、重曹は片栗粉のようですが、セスキは味の素のようです。(私は味の素を使っていませんが)
セスキ炭酸ソーダと重曹の共通点
共通しているのは両方とも「入浴剤に使えること」と、「消臭効果があること」です。
また、溶かして加熱するとさらにアルカリ度の高い「炭酸ソーダ」(炭酸塩、炭酸ナトリウム)というものに変化する点でも共通しています。
セスキ炭酸ソーダの特徴
水にとても溶けやすく、洗濯に単独でも使えて、油汚れをよく落とします。(上に出てきた「炭酸ソーダ」も単独で洗濯に使えます)
重曹の特徴
重曹の特徴は「水に少し溶けにくいこと」と、「洗濯にそのままで単独に使うのに適していないこと」です。
それから、軽い「研磨力」があってクレンザーのような使い勝手で茶渋がよく落ちることと、「鍋のコゲ落とし」に適している点です。
コゲについては、程度の軽いものならクレンザーのように重曹をふりかけてこすればきれいになります。
がんこなコゲには、鍋に水と多めの重曹を入れて加熱するとコゲがぷかぷかと浮いてきます。ただし、アルミ鍋に重曹を入れて加熱すると黒ずんだり穴があいたりしますのでご注意を。
アルミ鍋の使用を避けることは集中力及び健康のための留意点のひとつでもあります。→サプリではなく、食事で集中力を高める
さらにひどくがんこなコゲを作ってしまったときは上記の方法ではむずかしいので、天日に長期間干してみてください。コゲがはがれてきます。金属タワシで傷をつけてしまいたくない場合の方法です。
手荒れについて
セスキ炭酸ソーダも重曹も、短時間であれば素手でも大丈夫です。しかし、荒れ症の方や手荒れ気味の場合には、ゴム手袋を使用する方が無難です。
「セスキ炭酸ソーダ」も「重曹」も危険物ではありませんが、アルカリは皮膚の表面を溶かす性質があるので、手に付いた場合の「ヌルヌル」は早めによく落としてください。
セスキ炭酸ソーダを洗濯に使う
そのまま洗濯に使えるのは、「重曹」ではなくて「セスキ炭酸ソーダ」です。(重曹を加熱して炭酸ソーダに変化させたものなら洗濯に使えます)
軽い汚れであればセスキだけで洗えます。汚れが目立つものは石鹸で、その部分だけ手洗いして軽くすすぎ、セスキ洗いの洗濯物にまぜます。
セスキによる洗濯はつけ置きが必要になります。3時間からひと晩つけ置きます。セスキ炭酸ソーダの洗濯の短所はそのように長時間の浸け置きが必要になることです。
セスキ炭酸ソーダの使用量は余分に入れても洗浄効果は上がりません。洗濯機にガサガサの汚れがついてしまう原因になり、後始末の手間がかかりますので適量の使用を心掛がけます。
セスキ炭酸ソーダによる洗濯の利点
長時間浸け置いたあとは楽です。洗いの時間は5分くらいでいいし、すすぎも1回でいいのです。年間では電気代と水道代の大きな節約になります。
セスキによる洗濯は、洗剤代としてもとても経済的です。1回分が8円くらいですから。
セスキスプレーはとても便利でタダ同然に安いので超おススメです
重曹で水溶液スプレーを作るとしたら、溶かして加熱し、炭酸ソーダに変化させてからの方がよいです。その方が油汚れに強くなります。
セスキ炭酸ソーダの場合は、500ccのペットボトルに小さじ1杯のセスキを入れて水を満たして振るだけで溶けます。それをスプレー容器に入れて使います。
おススメするのはセスキスプレーです。作るのが簡単ですし、重曹のスプレーは使用後に白い跡が残るのに対してセスキのスプレーでは跡があまり残りません。拭き直しの手間がほぼ不要です。
500mlのセスキスプレーを作るためのセスキ代は計算したところ、たったの1.6円でした。(セスキ炭酸ソーダが1キロ400円として計算しました)
セスキ炭酸ソーダは、環境を汚さずに、コストをまったく気にせず、ぜいたくに使えるエコな洗浄剤です。
セスキスプレーの使い道
キッチンの洗浄剤として、セスキスプレーを、石けん・重曹と併用しながらも一番多く使っています。
合成洗剤は落とし切れずに、少なからず食器に残留することについて書いた記事はこちらです。→洗剤が合成洗剤なら、食器をすすいでも落ちずに残留する。
油のついた皿やフライパンはこのスプレーをかけてウエスで拭き取ります。油のきついものは数回繰り返します。調理台やガステーブルやシンクにもスプレーを吹きかけて拭き取ります。
また、炊飯器やキッチン回りの油汚れの拭き取りも、セスキスプレーとウエスがあれば気軽に簡単にできてしまいます。
セスキスプレーはもちろん、台所以外でも広く使えます。洗面所にも専用のスプレーを置いておくと洗面所で、トイレで、またお風呂洗いにも、と様々に使えて便利です。
セスキスプレーに関心を持たれた方はぜひ、実践してみてください。実際に使ってみると良さがもっとわかると思います。
セスキ炭酸ソーダは、食洗機を使っておられる場合は食洗機用の洗剤としても使えます。
セスキと重曹。似たイメージがありますが、セスキならではのことは多く、また重曹でなくてはならない場合もあり、両方が必要なので、私は両方を使っています。
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